Amulech AL-38432DR ES9038Q2Mデュアル搭載DAC

ハイコスパなDACや小型D級アンプで知られるアムレック(Amulech)からUSB対応DACの新製品・AL-38432DRが発売されました。

定価は税込み39,800円と各ニュースサイトに出ていますが、直販サイトでは34,000から35,000円で販売しているので、実際にはこちらが定価と言えます。アムレック製品はアマゾンやヤフーショッピングで買えますが、売っているのはアムレック自身だけだからです。

AL-38432DRは最大384kHz/32bitまでのPCMとDSD 11.2MHzの再生に対応するヘッドホンアンプ搭載USB対応DAC。

外形寸法は144×127×53mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約270g。128×64ドット、1.3型モノクロ有機ELディスプレイを搭載。電源は付属ACアダプター方式でバスパワーには対応しません。Windows専用ドライバーを同梱。MacはOS標準ドライバーで動作します。そのほか、DSDのハイスペック再生には環境による制約が一部あります。

入力はUSBに加え、192kHz/24bit対応の同軸デジタル、光デジタルが各1系統。出力は標準ヘッドホン出力とアナログ音声出力(RCA)を各1系統。アナログ出力は固定のみなので、プリアンプとしては使えません。

本機の特徴はDACチップにESSテクノロジー製の「ES9038Q2M」を2基採用していること。ESSの最新チップのなかでは性能、音質と価格のバランスに優れた定評のあるチップです。SMSL SU-8といった。低価格でも高音質と評判のDACでも使われています。

その他の内容、特徴は従来機・AL-38432DQとまったくといっていいほど同じです。AL-38432DQはESS製「ES9028Q2M」2基を使っていました。

2系統の±1.0ppmの高精度TCXOクロック搭載、ヘッドホンアンプにはTI製電子ボリューム対応TPA6130A2を採用。OCL(アウトプット・コンデンサ・レス)設計。小音量時の微調整が可能なSMV(Smoothing-Volume)電子ボリューム技術も同様。ヘッドホンとライン出力を使い分けしやすい機能も同じです。

DACチップが違っただけ(実際には一部の回路やチューニングに手は入れているかもしれませんが)、というやや消極的なモデルチェンジに見えます。

それでも、売れればそれでいいのですが、ラステーム時代を思い出して気にしている人もいます。それは、ラステーム時代の末期には似たような内容の機器を乱発して、そして親会社の破綻を迎えたという残念な過去です。

ラステームからアムレックまでを一貫して設計している方は大変にオーディオ業界での評価が高く、製品の音質や品位では心配がないのですが、会社自体がなくなってしまうというリスクは以前のこともあるので頭をよぎります。

今回の新製品 AL-38432DR が悪い前兆でなく、これからもアムレックが何事もなく続くことを期待します。

アムレックは低価格でハイコスパなD級アンプ・AL-202H/502Hあたりが人気が高く、このラインの維持も求められます。ところが、AL-202Hが終売になったらしいのも気になります。

とにかく、アムレックには無事でオーディオメーカーを続けてくれるよう頑張って欲しいです。

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