Technics SL-G700 ブランド初のSACDプレーヤー!

ドイツのミュンヘンで開催される世界的なオーディオ見本市「HIGH END MUNICH 2019」において、パナソニックは同社のオーディオブランドTechnicsネームによるブランド初/同社初となるSACDプレーヤー・SL-G700を発表しました。ヨーロッパでは6月に発売予定としています。日本での発売日と価格はまだ未定です。

ネットワークオーディオプレーヤーを内蔵したSACD/CDプレーヤー。ディスク再生についてはSACDステレオ、CD対応が基本で、DVDオーディオには非対応。MQA-CDのフルデコード再生が可能なのも大きな特徴。

ネットワークプレーヤーとしては、384kHz/32bitまでのWAV・AIFF・FLAC、11.2MHz DSDが再生可能。MQAファイルのフルデコードもできます。SpotifyやTIDAL、Deezerといった音楽ストリーミングの再生も可能なのはヨーロッパ向けならでは。日本だと使えないサービスもあります。USBメモリ対応のSB入力や光/同軸デジタル入力も装備。

Wi-Fi、AirPlay、Bluetooth、ネットラジオにも対応。Google ChromecastやGoogleアシスタントとも互換性を持つ多機能性も備えます。

DACは、旭化成エレクトロニクスの「AK4497」を2基。アナログオーディオ回路にオペアンプを使わず、ディスクリートで構成しているのも特徴。独自のフルデジタルアンプ・Jeno Engineを採用したヘッドホン出力も搭載。アナログ出力端子はバランス1系統、アンバランス1系統を搭載。

電源もスイッチング周波数を抑制する“ノンフィードバック・スイッチング電源”を採用するなど、往年のバッテリー電源にこだわるテクニクスというほどではなくとも、今日的には頑張っている印象。

ディスクドライブにトリプルシャーシ構造を採用。筐体内部はアナログ/デジタル分離はじめ、4ブロック構造など、伝統的と言える振動抑制策がとられています。

LAN端子などのデジタル周りに徹底したノイズ対策を施しているのも特徴。使用しないデジタル回路は適宜オフにして音質的干渉も抑えます。

オーディオ愛好家としてはついに登場したパナソニック/テクニクス初のSACDプレーヤー。1999年にはじまった、SACDとDVDオーディオによる次世代オーディオディスクメディアの最終決着がこれで着きました。実質的にはほぼ最初からSACDの勝ちではありましたが、実際に形として現れたのはこれが初めてなので、オーディオの歴史的な意味としては大きいでしょう。

面白いのは、この数日前にソニーがUHD BDプレーヤーの新機種・UBP-X800M2を発表していますが、それはSACDに加えて、DVDオーディオも再生できること。今日的にはDVDオーディオはほとんど意味はないと思いますが、不思議です。

さて、テクニクスというと、CDプレーヤーには定評がありましたし、電源やノイズの抑え込みにも大変こだわりがありました。テクニクスというとバッテリー駆動関係のこだわりですが、ここにもその名残というか片りんはありました。クロック用に独自の電池駆動回路を採用しているそうです。

せっかくSACDに手を付けたわけですので、今後は高級UHD BDプレーヤーにも対応させて欲しいところです。そうすれば、OPPOのUDP-205の真の後釜にも座れると思います。というか、本当にUDP-205の後釜になれるプレーヤーをどこか作ってくれないと困ります。


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