SONY SCD-XA5400ES 中古対応機器情報

生産完了により、基本的に中古購入しかできなくなったオーディオ機器の情報をご紹介。SCD-XA5400ESはソニーのSACDプレーヤー。メーカー希望小売価格(税別)168,000円 発売2008年10月。

ソニーによる純オーディオ用のCDプレーヤーとして唯一の現行機として2019年現在もラインナップされていたSCD-XA5400ESがついに生産完了・販売終了したという情報が出ています。これはCDとSACDのオリジネーターであるソニーという存在を考えると大変残念なことです。

単にCD再生が可能なディスクプレーヤーということなら、BDレコーダーやBDプレーヤー、UHD BDプレーヤーで可能、という部分はあります。

また、SACDの再生という点についてもUHD BDを含むBDプレーヤーの現行機のいくつかで対応しています。

しかし、SACDのアナログ音声出力を備えたソニー製プレーヤーということでは、SCD-XA5400ESのみという状況でしたので、やはりこれは大きな転換点と言わざるを得ません。

大変興味深いのは、なんと、長年にわたりSACDを採用してこなかったパナソニックが、このタイミングでブランド初のSACDプレーヤー(もちろん、アナログ出力付きのオーディオ用モデル)・SL-G700を海外発表したこと。ソニーが捨てるSACDをパナソニックが拾うという未来が来るとは思ってもみませんでした。

さらに、オンキヨー&パイオニアのAV部門が外資に売却され、今後の製品開発が不透明になってしまったパイオニアブランドからもPD-50AEというSACDプレーヤー・新モデルも控えています(デノン、マランツと同じ傘下になったので、それほど心配は要らないでしょうが)。

さて、本機・SCD-XA5400ESはSACDのアナログ出力は2chのみで、マルチchはHDMI出力(DSDおよびPCM変換両対応)のみという割り切った仕様。高音質なSACDプレーヤーとしてはステレオ専用機として見ることになります。

アナログ出力はXLRバランスも搭載。近年のピュアオーディオ向けSACDプレーヤーとしては珍しいヘッドホン端子も搭載。

さらに、発売当時としては画期的な、PCで作成したDSDディスクの再生も可能。この機能によって、外部デジタル入力のない本機をハイレゾプレーヤー的に活用できるメリットがありました。

本機はピュアオーディオ用のSACDプレーヤーとしてはミドルクラス程度の価格ながら、かなり上質なサウンドを聴かせるという点でオーディオ専門誌でも高く評価されていて、ハイコスパな名機と言えます。

「DSDフィルター+マルチレベルD/Aコンバーター方式」のスーパーオーディオD/AコンバーターというSACDのオリジネーターであるソニーならではのDAC回路も魅力。電源部はソニー得意のRコアトランスをアナログ系とデジタル系に独立させ2個搭載。

本機の後継機はおそらく全く期待できないでしょう。ソニーによるSACDの上質な再生音を堪能したいのであれば2019年5月現在はまだ手に入る在庫処分品か、中古ということになります。

ピュア・オーディオ用SACDプレーヤー自体はデノン、マランツ、アキュフェーズ、エソテリック、ヤマハ、ラックスマンなど国内メーカーだけでも結構あり、SACDの再生自体はそれほど心配する状況ではありません。

SCD-XA5400ES・おもな仕様
デジタル出力:HDMI、光(CD再生時のみ)、同軸(CD再生時のみ)
アナログ出力:バランス、RCA
出力レベル:2Vrms(50kΩ)
消費電力:25W
外形寸法:W430×H124×D390mm
質量:約10.2kg
リモコン付属

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