BOSE 901SS 中古市場で急激に注目?

オーディオ

ボーズのある特定のスピーカー2モデルに対して、世間の注目が急激に集まっています。それは、業務用のスピーカーであるAWCS-1と、オーディオ向けのスピーカー・901SS。

どちらも、あまりよくないことで注目されました。それは、あの京都の放火事件の犯人が、自宅アパートで使用していて、警察の押収品として大々的に写真付きで報道されたからです。

実際に、大音量での再生により、近所とトラブルにもなっていたそうですから、悪いイメージが付いてしまっても仕方ありません。

世間ではまるでバズーカ砲のような奇抜な外見をしているAWCS-1のほうにばかり目が行っているので、ここではあえて901SSをご紹介します。

901SSはボーズのスピーカーの基本的な思想であるダイレクト/リフレクティング方式を採用したスピーカーです。音響再生における直接音と反射音の割合に注目し、スピーカーにおいても間接音を重視した再生により、実際のコンサートのようなサウンドを再現できるという考え方です。

このため、複数のフルレンジユニットを使用しつつ、一部のユニットを前方ではなく、側面や後方に向け、リスニング空間の壁に音を反射させて間接音を発生させた再生音をあえて作り出して、コンサート的なリアリティーを聴かせるという方向です。

901SS自体1982年発売という古いスピーカーですが、その源泉は、1966年発売のオリジナル901にさかのぼるというほど歴史のあるスピーカーです。

フルレンジ再生にこだわるのもボーズの特徴ですが、本モデルでは、専用イコライザーも付属。積極的に入力に対してイコライジングを行って、ボーズの考える高音質につなげようというのも特徴です。

まさに、ボーズの考えるスピーカー再生の思想を体現したスピーカーです。その音はピュア・オーディオ業界では賛否がありますが、一方で卓越したリアリティーを備えるとして絶賛する音楽関係者も少なくなく、間違いなくオーディオ史に残る逸品です。

定価は46万円。現在はとうに販売終了ですが、中古市場では活発に取引されています。イコライザー付きで6~7万円台くらい。京都の人もこれくらいで買ったのでしょうか…。

なお、本機と基本部分は同様の901WBというエンクロージャーが美しいコンシューマー向けモデルも発売されていました。ただ、スピーカーの向きを変える自由度が小さいなどがあり、ダイレクト/リフレクティング方式を体現するには901SSのほうが向いています(中古スピーカー+Bose)。

主な仕様:
1ウェイ9スピーカー 11.5cmフルレンジ×9 
寸法W538×H322×D344mm 重量約19kg/1本
イコライザー部:寸法W483XH58XD284mm 重量3.6kg

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